【SRS体験記】タイ③日目【性別適合手術当日2023.01. 】

FTM

こんにちは!まぐブログのぐーです。今日は滞在3日目を振り返ります!

ついにオペ当日ということで朝の7時以降、絶食です!

朝8時半にガモンホスピタルの病院用カーでお迎えに来てくれます。車で3分の距離でも(笑)病院到着してすぐに彼女と2人、パスポートの提示をして…彼女は抗原検査、自分はPCR検査を行いました。鼻に入れる痛いやつー!その後、検査結果出るまで病室で待機し、手術着に着替えます。

9時頃、…ガモンホスピタルは年齢性別関わらず、みーんな赤いパジャマみたいなのに着替えます。ひつじの総柄の謎のパジャマ…。上下セパレートタイプの術着です。

そうこうしてる間に検査結果は陰性!お待ちかねの剃毛と浣腸タイム。「ベッドに横たわって、ズボン脱いで」的な説明を受けて、ナースが下半身を消毒してくれて、じょりじょりいきなり始めます。いきなりすぎて戸惑いまくりですが、もうされるがまま。じょりじょり、じょりじょり、じょりじょりじょり…。横向けられて、臀部もじょりじょり………???お?スルッと浣腸されました。驚くほどスムーズに!浣腸初めてだから、緊張してたのに、ものの見事にスムーズに!さすがプロ!お見事!と思ってたら速攻、もよおします。「今すぐトイレ行け」的なナースの合図を受けて、排泄!お食事中の人いたらごめんなさい。でも、ほんとすぐでした。個人差はあるそうですが、自分の場合はあっという間にもよおしまして…。数分は念のためトイレにいましたが、ひとしきりスッキリしたので、シャワー浴びて臀部を入念に洗浄し、ベッドに戻りました。

この後、オペが待っているので、もう下着はなし。術着のみで3泊4日過ごします。9時半頃に血圧を測られて、そのあと簡単な問診をして、明日の食事メニューを決めます。絶食真っ最中に見るから、たとえ具なしのお粥メニューでも、めちゃくちゃ美味しそうでした(笑)3食スープかお粥の流動食を選びます!

予定通り13時からオペ!12時50分頃、病室を出発。全然歩けるのに、なぜか車椅子に乗せられ移動。エコーをとり、内視鏡手術でオペは約1時間。内視鏡使用による傷はおへそと他2箇所、各1㎝くらいだよ、ということを執刀医から説明されました。(彼女と通訳の方も同席)説明のあと、ついにストレッチャーに乗り換え。そのタイミングで突然、頭に給食当番の帽子みたいな白い帽子みたいなの被されてびっくり。一声かけてくれないのもご愛嬌。1人で日本語でツッコミ入れてました。

病院の天井を見ながら、ストレッチャーで運ばれて、脳内では「ドクターX」のテーマ曲が流れていました。案外、緊張してなくて、ワクワクしながら手術室へ到着。「いってらっしゃーい」と彼女とアテンドの方が見送ってくれました。

ストレッチャーから手術台に移されて、しばしナースたちのタイ語をBGMにして待っていると、呼吸器をあてがわれた頃に執刀医が「英語話せる?」と聞いてきたので「ほんの少しだけなら」と答えたあと、もう意識は無くなりました。全身麻酔ってすごい。これも胸オペ以来久しぶりでしたが、相変わらずびっくり。

目覚めたらリカバリー室というところにいたそうですが、記憶は朧げ。全身麻酔の副作用で寒気を感じる人が多いそうですが、自分は特にそんなこともなく、とりあえず子宮があった場所らへんがじんわり痛いので「痛いよぉ」と言いたかったけど、全然声出ない!喉の渇きが半端なくて、声にならない!アテンドの方の話では、痛ければ日本語で「痛い」といえば処置してくれるので安心してねってことでしたが、そもそも声にならず…気づけばまた眠りについたようで、次起きたらもう、病室でした(笑)

病室に戻ってきたのは17時頃。とにかくこの頃は、胃と下腹部が痛くて、例えるならば生理痛2日目のあの感じ(個人差あるかとは思いますが)あとは寝過ぎで背中と腰が痛い…。顔のむくみはないものの極度の水分不足で喉がカラカラ。…ただ、呼吸器を喉につっこんでオペしているので喉がやや痛いので水を飲むのも一苦労…ここでストロー(長め)が大活躍するのです!

思っているよりも胃と下腹部が痛むので、ナースコールして「痛い」と日本語で伝えて痛み止めを出してもらいました。(17時半ごろ)

そのあとウトウト眠り、20時半ごろまた痛みで目覚めたので今度は点滴で痛み止め注入。喉の渇きが半端なくて、ひたすら水を飲みまくりました。ナースからも、水分を摂るように言われます。

21時半ごろ、ナースが経過観察に来て、熱と血圧を測定。

23時ごろ左手や左脇腹に筋肉痛。寝返りが打てないせいかな?今思えば。この頃から、口の渇きがマシになってきたおかげで、喋りやすくなりました。(それまでは衰弱してて喋りづらかった(笑)

夜中2時ごろ、キズの辺りがズキズキ痛み、再び点滴で痛み止め注入してもらました。痛みに弱すぎて、やたらナースコールしてて情けない…。

5時半ごろ、ナースの巡回と共に痛み止め注入され、痛みが峠を超えてきました。この頃辺りから「おなら」が出始めます。オペをしやすくするために、意図的にガスを入れて子宮を膨らませていた影響です。

痛みに弱い自分は、傷が痛くて寝返りが打てず、体勢が変えられなくて辛かった記憶があります(笑)

オペ自体はあっという間に終わりますが、全身麻酔が切れて病室に帰ってからが少し不便でした。水を飲み慣れていない方は、スポーツドリンクの粉を用意した方が良さそうです。同伴者がいれば、お手伝いを頼めますが、1人で行く方は、体が自由なうちに身近に使いそうなものをベッドやサイドテーブル近くにかためておくことを強くお勧めします。想像以上に体、動きませんでした…!傷が痛くてペットボトルの蓋さえ満足に開けられなかったり、ストロー無しでは飲み物もうまく飲めなかったり…。オペ初日は衰弱してました…。若かったら違ったのかなぁ…笑

ちなみに、彼女は…入院中文句ひとつ言わず狭く硬いソファで寝て、「痛い」と聞くたびに起きてくれ…本当に甲斐甲斐しく世話してくれたり、本当に助かりました。

このご恩は一生忘れないようにします!

普段がせっかちで、じっとしていられないタイプであるが故に、衰弱しきっている自分を見て、彼女は大笑いしていましたが、病室に寝たまま運ばれてきた時は本当に生きているか心配したそうです。人体って不思議で、このあと日に日に回復していくので、健康って大事やなぁと改めて実感しました。

時系列時順に、徒然なるままに記録しました。ここまで読んでくれて、ありがとうございます!

次回は術後2日目を振り返ります!ではまた!!

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